貧乏ゆすりは金運を落とす?健康には良い?さまざまな説総まとめ!
昔から「みっともない」「落ち着きがない」とされ、マナーとして良くないと言われてきた貧乏ゆすり。金運を落とす行動として常にやり玉に上がる癖のひとつです。しかし一方で、貧乏ゆすりが健康に役立っているという説もあり、混乱している人もいるかもしれません。
今回は、貧乏ゆすりについて、金運を落とすと言われている理由やマナー違反とされている理由について調査しました。貧乏ゆすりの健康効果についても解説しますので、自分の「貧乏ゆすり」が気になっている人はぜひ最後までご覧ください。
目次
貧乏ゆすりが金運を下げると言われる理由
日本だけでなく、外国でも貧乏ゆすりはマナー的にあまり良くないとされています。見た目の印象がイライラして機嫌が悪く見え、他人に与える印象もあまり良くありません。しかし、貧乏ゆすりの動作に「貧乏」と名前を付けている国は、日本以外には見られないそうです。貧乏ゆすりはなぜ「金運を下げる」と言われるようになったのでしょうか。
貧乏ゆすりの語源は諸説ありますが、一説には、江戸時代、貧困にあえいでいる人が、寒さと飢えで小刻みに震える様子から取った、とのこと。貧乏な人がやっているから貧乏ゆすり、となり、さらにそこから、貧乏ゆすりをすると貧乏神にとりつかれる、とまで言われるようになりました。
現在では、貧乏ゆすりは単なる癖ではありますが、他人に良くない印象を与えるという点で、金運にもマイナスに働きます。金運は、他人との縁から生まれるものであり、人間関係に悪影響を及ぼす貧乏ゆすりは、少なくとも人前では控えるようにしたい癖です。
金運を下げる貧乏ゆすり、しかし健康に良いという説も
金運を下げる行動である貧乏ゆすりですが、健康面ではプラスに働く、という一説もあります。足を小刻みに動かすことによって血行が良くなるため、エコノミークラス症候群を防ぎ、体温を上昇させて免疫力を上げる、というのがその効果です。
デスクワークが多くなってきている現代では、ずっと座りっぱなしで同じ姿勢を取って仕事をしている人も少なくありません。定期的に姿勢を変えて足を動かすなどの運動をしないと、エコノミークラス症候群のように、下肢に血栓ができてしまう可能性があります。パソコン作業をする人は、おおむね1時間に1回は席を立って身体を動かすと良いとされています。
また、貧乏ゆすりをしていると、ふくらはぎの皮膚温度が2~3度上昇するそうです。ふくらはぎが温まり、血行が良くなると温まった血液が身体をめぐり、体温も上げることが期待されます。体温が1℃上昇すると免疫力が5~6倍上がるとも言われているため、貧乏ゆすりによって免疫力に良い影響があるとも考えられているのです。
デスクワークでついつい貧乏ゆすりが出てしまうという方は、自分の貧乏ゆすりに気づいたら席を立って休憩を取るなど、別の行動で身体を動かしてみましょう。貧乏ゆすりで周囲に不快な思いをさせず、自分のストレス解消にもつながりますよ。
貧乏ゆすりによってストレスを解消する効果も
また別の説ですが、貧乏ゆすりは、精神を安定させる効果のある脳内物質「セロトニン」の分泌を促す効果があるとも言われています。リズム運動の一つとしては、ダンスやジョギングなどが挙げられますが、貧乏ゆすりも一定のリズムで身体を動かす、という条件に当てはまる行動です。
考え事をしているときなど、特に強いストレスがかかると貧乏ゆすりが激しくなる、という経験はないでしょうか。これは、ストレスを解消する手段として、知らず知らずのうちに貧乏ゆすりでセロトニンの分泌を促しているのです。
他人に迷惑をかけない場所で貧乏ゆすりをする分には、金運に悪影響を与えることはありません。むしろストレス解消になって気分もすっきりし、金運が上がる行動と言えるかもしれませんね。自宅やホテルの一室など、プライベートな空間での貧乏ゆすりは、無理に止めなくても大丈夫です。
人前での貧乏ゆすりを止めて金運を上げる方法
健康に良いとはいえ、やはり人前での貧乏ゆすりはできる限り防ぎたいものです。人前での貧乏ゆすりを抑えるための方法をいくつか紹介します。
- 貧乏ゆすりに気が付いたらすぐ席を立って少し歩く
- イライラしている自分に気づいたら、すぐそのイライラを何らかの方法で和らげる
- 下半身の血行を良くする行動を心がける
貧乏ゆすりは、椅子に座っている姿勢で起こりがちです。貧乏ゆすりをしている自分に気が付いたら、すぐに席を立って身体を動かしてみてください。それだけで、周囲に貧乏ゆすりによる迷惑をかけずにすみます。
そもそも、貧乏ゆすりの原因となっているイライラを解消することも重要です。イライラしている自分に気が付いたら、休憩をしてストレス解消になるコーヒーや紅茶などを口にする、お手洗いでクールダウンするなどリラックスできる行動を意識しましょう。また、生活リズムを整えるなど、根本原因にも目を向けて、イライラしやすくなる環境を整えていく必要もあります。
また、貧乏ゆすりをしていない状況でも、1時間に1回は下半身の血行を良くするストレッチをしたり、少し歩いてみるなど、ふくらはぎを動かし体温を上げる行動を取りましょう。血行が良くなれば、貧乏ゆすりをする回数は減らせます。
貧乏ゆすりをコントロールして人に見せないように注意すれば金運アップ
貧乏ゆすりと金運ダウンの理由・貧乏ゆすりをしないための対策について解説しました。貧乏ゆすりは、他人に見えるとこでやってしまうとマナー違反となります。可能な限り、他人のいる場所では貧乏ゆすりをしないように注意をして過ごしてください。
プライベートな場所なら、貧乏ゆすりを抑える必要はありません。貧乏ゆすりは健康に良いという説もあります。ずっと同じ姿勢を取らず、1時間に1回程度は下半身の運動を心がけましょう。また、ストレスを感じている自分に気づいたら、思い切って休憩を取るよう工夫してみてください。貧乏ゆすりとうまく付き合い、金運アップを目指しましょう。