財運とは金運とどう違う？お金に関する「運」の違いについて解説

「財運とは金運と何が違うの？」
「金運を上げる風水と財運を上げる風水の違いは？」

金運を上げる行動を調べていると「金運」と「財運」という言葉が一緒に出てきて、混乱することはありませんか？風水や手相で言う金運と財運は、同じお金に関する運勢ですが、その性格は大きく異なります。

今回は、財運とはどういう運勢なのかについて詳しく説明し、金運との違いを明確にします。他にも金運に関係する運勢をいくつか紹介し、それぞれの違いもまとめました。開運のために行動する際、財運を強化するか金運を強化するかを検討する際、ぜひ参考にしてください。

財運とは「財産を築くための運」

財運とは、ひと言でいえば自分の手元に財産を残し、育てるための運です。狭義には「蓄財運」を意味することもあり、貯蓄・不動産など財産を貯めていくために必要となります。広義には、自身の力で大きな事業を興して財産を成す事業運や仕事運、出世運も含まれます。財運の強い人は、お金持ちになれる可能性が高い人です。

仮に、家計で生活費用の銀行口座と貯蓄用の銀行口座を分けて管理している場合、財運は貯蓄用の銀行口座の方に関する運気となります。

金運とは「お金の巡りを良くするための運」

金運は、財運とは違い、お金の巡りを良くするための運です。手元にお金を引き寄せ、そのお金を使ってお金の循環を促すことで、さらに大きなお金を得る、というイメージと言えばよいでしょうか。お金は巡ることに意味があるので、金運だけではお金が手元に残りません。お金を手元に残さず、どんどん次のお金のために「使う」ため、金運だけではなかなかお金が貯まらないのです。

先ほどの例でいえば、生活費用の銀行口座で扱うお金は、すべてここで説明している「金運」が管理する領域です。生活費用の銀行口座では貯蓄をせず、毎月のお金の流れを管理します。金運が上がると、毎月の生活費の総額も大きくなる、というイメージです。ただ、入ってくるお金に合わせて生活費を肥大させず、一部を貯蓄に回せるかどうかが財運の領域となります。

お金は経済にとって血液のようなもので、特に対人関係で出費を渋るとお金の巡りが滞ってしまい、お金が入ってこなくなります。しかし、だからといってお金をまったく手元に残さないでいると、いつまでも財産を築くことはできません。財運と金運は、人生を豊かにするためにはどちらも必要で、両方のバランスが重要なのです。

財運を上げる風水と金運を上げる風水の違い

財運を上げる風水は、主に蓄財運を司る方角である北と、事業運や出世運を司る北西を重要視します。一方、金運を上げる風水は、お金の巡りを良くする金運と対人運を司る西に対して対策を施します。

まだまだ収入自体が少ない人は、西を強化して入ってくるお金、巡ってくるお金を増やすことから着手しましょう。そして、収入がある程度増えてきたら、北や北西の方角を強化して、手元にお金が残るようにする、という順番で風水を実践していくと、金運と財運がバランスよく成長して大きく財産を殖やせるようになります。

金運に関するその他の運

金運に関するその他の運としては、勝負運・ギャンブル運があります。どちらかというと、お金の巡りに関する金運に近い運ですが、この運は南の方角を風水術で対策することで高めることが可能です。金運よりもさらに突発的な収入に関わるもので、ハイリスクハイリターンの投資なども勝負運に関係します。

勝負運を上げる代表的な風水術は、「ここぞ」というときだけ、南側に赤いものを置くことです。赤という色は集中力や情熱を高める効果があるため、勝負事にうまく取り入れると大きな効力を発揮します。ただし、ずっと南に赤を置き続けていると、浪費につながるリスクもあるため、期間的にピンポイントでの利用となります。

また金運に強く関係する運として対人運も重要です。お金の巡りを良くするには、他人が大きく関わります。自分1人だけで稼ぐ場合でも、取引先との関係は欠かせません。対人関係の変化によって、金運が大きく変化することも多くあります。金運を上げるには、対人運も一緒に上げていくことがポイントです。

財運と金運の違いを把握した上でそれぞれの運気を上げていこう

財運とは財産を築くのに必要な運であり、金運はお金の巡りを良くするための運です。両者は明確に違いがあり、どちらか一方だけが高いとバランスが悪くなり、結局は金運を向上しにくくなります。金運でお金の巡りを良くしつつ、財運も高めて自分の財産を大きく育て、投資などによってさらにお金を大きく殖やす、という流れで金運を育てていきましょう。

風水術などで「金運を上げる」「財運を上げる」などという表現がある場合は、どのような運を上げるか把握して、自分に必要な運を上げるようにしていくとより効率的な運気アップが望めます。金運も財運も一気に上げるのではなく、ひとつひとつ順番に進めてみてくださいね。